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【ホテル宿泊記】クラブラウンジ付き「オクマ プライベートビーチ&リゾート」最新ガーデンヴィラ、アメニティの内容は?沖縄本島北部を代表する高級リゾートがさらに快適にリニューアル

那覇空港から車で約90分「オクマ プライベートビーチ&リゾート」
那覇空港から車で約90分「オクマ プライベートビーチ&リゾート」

1978年の誕生から40年以上の歴史を刻むオクマ プライベートビーチ&リゾート(以下、オクマ)。2017年のリブランド後も客室やレストラン等の改修が進められており、今も日々進化を続ける沖縄屈指の人気リゾートです。今回はオクマの象徴でもある戸建てタイプの客室「ガーデンヴィラ」の宿泊レポートを中心にお届けします。訪れた際は梅雨真っ只中だったが、果たして楽しめたのか!?▶「オクマ プライベートビーチ&リゾート」クラブラウンジ、専用朝食ビュッフェの体験記事はこちらからどうぞ。

ここでしか味わえないオクマならではの空気感

オクマ プライベートビーチ&リゾートのエントランス
写真撮影にぴったりなオクマのエントランス

前身であるJALプライベートリゾート オクマが誕生した1978年は、高度経済成長期からバブル期への過渡期。すなわち日本が最もぶっ飛んでいた時代に建てられた建物は現代にはない独自の雰囲気といいますか、その時代ならではの独創的な建築美が際立っています。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのエントランス2
棟と棟を繋ぐグリーンのトンネルも絵になります

とはいえ決して古く見えないのは、建物全体を木々や花々が景観をさらに美しく包み込んでいるから。ホテルでは造園専門のスタッフが日々手入れを欠かさず、時期ごとに一番良い状態を保っているそうです。緑豊かな沖縄北部に建つリゾートホテルらしく、自然との調和を感じられるのもオクマの魅力ではないでしょうか。

広大な敷地に散りばめられた種類豊富な客室

オクマ プライベートビーチ&リゾートのグランドコテージ外観
手前の建物がガーデンヴィラ、奥の建物がグランドコテージ

また、10万㎡にも及ぶ広大な敷地には、気軽に宿泊できるパームコテージからクラブラウンジ特典がついたグランドコテージ、最上級のスイートまで、用途や目的に応じて選択できるさまざまな客室が点在しています。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのパームコテージ外観
パステルカラーが可愛らしいパームコテージ

それぞれの客室が独自性を保っているので都会の喧騒とは無縁。大型リゾートではどうしても人が集中してしまう場所や時間帯がありますが、オクマではそこまで気にならず思い思いの時間をゆったりと過ごせます。

人気の客室はオクマ伝統のガーデンヴィラ

オクマ プライベートビーチ&リゾートのガーデンヴィラ外観
オクマ プライベートビーチ&リゾートのガーデンヴィラ外観

そんなオクマの客室の中でも絶対におすすめしたいのがこのガーデンヴィラ。あまり知られていませんが、オクマは戦後米軍基地として接収され、Voice of America(極東米軍放送基地)という名称の米軍施設でした。その時代に建てられたアメリカンコテージが現在のガーデンヴィラの前身であり、今もリピーターに愛されるオクマを象徴する客室です。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのガーデンヴィラ玄関
フラットなエントランスは小さな子どもや年配の方にも◎

2020年のフルリノベーションで生まれ変わったとはいえ、日本離れした独特の雰囲気はそのまま。壁の色をピンク色に塗り直したのもすごくイイですよね。敷地に咲くブーゲンビリアとバッチリ合います。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのガーデンヴィラが並ぶエリア
ワンちゃんと一緒に泊まれるヴィラもありますよ~

戸建てタイプのヴィラが建ち並ぶ様子は海外の片田舎に迷い込んだよう。雨が一瞬止んだタイミングで周囲を散策してみましたが、異国情緒たっぷりで海外旅行のような気分を味わえました。次に訪れる時は一角に設置されたハンモックでゴロゴロしたいなぁ~

ラウンジアクセス付きプランがおすすめ

オクマ プライベートビーチ&リゾートのラウンジアクセス専用チェックイン
ラウンジアクセス付きプランの専用チェックインカウンター

なお、ガーデンヴィラに宿泊の場合は「ラウンジアクセス付き」か「ラウンジアクセスなし」かを選択するので注意が必要です。このあたりは予算と利用シーン、旅の目的によって選択することになりますが、ゆっくりリゾートを楽しみたい方は断然ラウンジアクセス付きプランがおすすめ。人気のクラブラウンジが利用できるほか、下記のサービスが付帯されます。

  • クラブラウンジ(クラブ潮風/潮風のラウンジ)利用
  • バレーサービス
  • 専用カウンターでのチェックイン
オクマ プライベートビーチ&リゾートの専用カート
雨の日はカートと合わせて日産セレナも出動!

チェックイン後はスタッフの方が専用カート、もしくは専用車で各客室までエスコートしてくれます。このサービスはどの客室を選んでも付帯されており、昼夜を問わず敷地内をカートが走り回る姿はなんともキュート♪「ピークシーズンは24時間ずっと走っていますよ」と語っておられたスタッフさん、どうかお身体お大事に…

ガーデンヴィラの客室、アメニティの内容は?

オクマ プライベートビーチ&リゾートのガーデンヴィラ客室1
48㎡と広々としたガーデンヴィラの客室
オクマ プライベートビーチ&リゾートのガーデンヴィラ客室2
120センチ幅のベッドが2台なので幼児の添い寝も安心

さて、お目当てのガーデンヴィラは全32棟、そのすべてがリノベーション済みです。古き良きアメリカンテイストは残しつつ、今風の過ごしやすい空間に仕上げられています。天井のシーリングファンはベッドの真上にないため、就寝中に直接風が当たることなく快適に過ごせました。

オクマ プライベートビーチ&リゾートの客室ベッドサイド
枕元には照明類のスイッチやUSBポートを集約したパネルを設置

よく見ると、本来は2台のベッドの中央部分にあるはずのスイッチ類の場所がずれています。幼児連れのためベッドガードをリクエストしていたのですが、気を遣ってベッド2台を壁側に寄せ、隙間を埋めてくれた結果だと思われます。さらっとこういうサービスが出来てしまうあたりも老舗リゾートならでは。「やっときましたよ!」と一切言わない奥ゆかしさが優しく心に刺さります。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのバスルーム1
パウダールームは2ボウルタイプなので2人同時に準備可能
オクマ プライベートビーチ&リゾートのバスルーム2
バス・トイレはセパレート、大理石風の内装は高級感抜群

水回りはリニューアルによってこちらも一新されており快適そのもの。バスタブもゆったりしており、180センチの身長でもほぼ足を伸ばしてくつろぐことができました。また、未だにその正しい使い方が分からないものの、優しい雨にでも打たれるかのようなレインフォレストシャワー(レインシャワー)もありました。身体をかがめることなく利用できるのが魅力なんでしょうか…?

オクマ プライベートビーチ&リゾートのアメニティ 「PANPURI(パンピューリ)」
タイ発のナチュラルスパブランド 「PANPURI(パンピューリ)」
オクマ プライベートビーチ&リゾートのアメニティ「AKABANA」シリーズ
バスルームには沖縄メイドの「AKABANA」シリーズも

さらに注目したいのが、アメニティ類の豊富さ。国内ホテル初導入となったパンピューリは、最高品質のオリエンタルハーブから抽出したピュアエッセンシャルオイルをブレンドしているらしく、奥様によると「見た目も使用感も香りも全てがラグジュアリー」なのだとか。美容に関心がない自分でも何となく「高級そう」ということだけは分かります…!

オクマ プライベートビーチ&リゾートのコスメ
日本製のオーガニックコスメ(しかも2セット!!)のほか、備品類も充実

オーガニックコスメはクレンジングオイルや洗顔料、化粧水や乳液の4つがセットになった女性ゲストの強い味方。また、リクエストベースで子ども用の浴衣や補助便座をはじめ、子ども用ビニールプールや天体望遠鏡、DVDプレーヤーなども貸してもらえるそうです。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのリラックスウェア
上下セパレートのリラックスウェア
オクマ プライベートビーチ&リゾートの客室に用意されたコーヒー各種
コーヒー、紅茶、緑茶にさんぴん茶、カフェインレスコーヒーまで揃っています
オクマ プライベートビーチ&リゾートの「オクマの水」
ボトルウォーターはホテルオリジナル「オクマの水」

その他、UCCのドリップポッドやミネラルウォーターのサービスなど、客室でゆったり過ごせるような気配り充実。ガーデンヴィラの部屋にはフルサイズの2ドア冷蔵庫が完備されていたのもすごく良かったです。冷蔵庫の収納力を気にすることなく、コンビニや道の駅で購入した食べ物を保存できてかなり便利でした。

ホテル内で一日遊べる施設が充実

オクマ プライベートビーチ&リゾートのギフトショップ店内
ギフトショップはメイン棟に2ヶ所
オクマ プライベートビーチ&リゾートのギフトショップ商品一例
写真左上はオリジナル精油「スイートブーゲン」、右上の客室に用意されていたバスアメニティも購入可
オクマ プライベートビーチ&リゾートのキッズルーム
プールに隣接しているキッズルームは広々で親も安心

訪れた時は6月のガッツリ梅雨時でしたが敷地内の各種施設も充実しており、我々のようにホテルから一歩も出たくない引きこもり系リゾーターには最高でした。客室で自分時間を過ごすのはもちろんですが、悪天候でも展望浴場やキッズルーム、ショップなど、立ち寄る場所がたくさんあるのでまったく飽きません。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのクラブラウンジ
ラウンジアクセス付きプランで利用できるクラブラウンジ
オクマ プライベートビーチ&リゾートのサウナ&大浴場
展望浴場シーサイドサウナは宿泊者は全員利用可能

ただ、カートや車の送迎があるとはいえ、各施設はそれぞれが独立した建物なので子連れでの移動や悪天候時は少々大変です。特に海沿いのクラブラウンジやキッズルーム、大浴場へは一般道を横切る必要があり、カートで訪れることができません。フロントから1~2分の屋外導線ながら多少雨に濡れるのは覚悟しておいたほうが良いと思います(我々も実際濡れました…)。

約1キロにわたって続く白砂のオクマビーチ

オクマ プライベートビーチ&リゾートのオクマビーチ1
宿泊者はタオル、パラソル&チェア貸出無料

ちなみに梅雨が明けてからのお楽しみといえば、こちらですよね~!オクマが誇る白亜のロングビーチは沖縄本島の中でも屈指の美しさ。しかもビーチにはビジター料金が設定されているため、ほぼホテルゲストで独占できるのも強みです。ピークシーズンでも比較的ゆったりと過ごすことができるので、リゾート気分が盛り上がります。

オクマ プライベートビーチ&リゾートのオクマビーチ2
毎年最高レベルの評価を誇る透明度

また、マリンスポーツも充実しているのでアクティブに遊びたい方も◎。ビーチの近くには子ども用プールを含めた4種類のプライベートプールまで用意されています。なお、今回の訪問時は豪雨だったため、上記ビーチの写真はJAL時代に遊びに来た際、スマホで撮影したものを掲載しています。実物はもっと絶景なのでお楽しみに♪

オクマ プライベートビーチ&リゾートのエントランス夜間ライトアップ
夜はライトアップやトーチの灯りが南国ムードを盛り上げます

以上、広大な敷地の中でどっぷり非日常の時間が楽しめるオクマの宿泊記でした。お部屋でくつろいだり、疲れた身体を大浴場で癒したりと、すべてがリゾート内で完結するので本当にリラックスできました。沖縄在住10年以上の我々ですら、心身ともにどっぷり沖縄感を満喫できるのですから、やはりここは別格です。滞在型としても、沖縄本島北部観光の拠点としても、どんな使い方でも予想以上の満足度が得られることは間違いありません。超おすすめ!


沖縄・国頭村「オクマ プライベートビーチ & リゾート」

〒905-1412 沖縄県国頭郡国頭村字奥間913

TEL 0980-41-2222

公式サイト https://okumaresort.com/

駐車しやすさ★★★★★(クラブラウンジ付を申し込むと、バレーサービスが付帯するのでラクラク。フロントスタッフの方が車の移動をしてくれます)

ドライブ魅力度★★★★★(道の駅許田から約45分。いや、結構遠いよ~。とはいえ海岸線のドライブなので晴れていたら景色は抜群。世界自然遺産のやんばる各地へのアクセスも抜群)


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オクマ プライベートビーチ&リゾートのアクセス

オクマ プライベートビーチ&リゾートまでのドライブルート1
我々が訪れた当日は土砂降りの大雨。晴れていたら左手が海なので気分もかなりアガります♪
オクマ プライベートビーチ&リゾートまでのドライブルート2
途中で「オクマビーチは左折」の案内がありますが、ホテル棟への正規ルートはそのまま直進します
オクマ プライベートビーチ&リゾートまでのドライブルート3
しばらくすると上記写真の看板を発見。曲がり角にはファミリーマートがあるので必要なものがあればこちらで購入すると安心
オクマ プライベートビーチ&リゾートまでのドライブルート4
ファミリーマートの角を曲がり、道なりに1キロちょっと進むと到着です

オクマから最も近いファミリーマートの先には「道の駅 ゆいゆい国頭(くにがみ)」があります。地元国頭の特産品を購入できるほか、フード類なども充実しているのでぜひ立ち寄ってみてくださいね。


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投稿:ash

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