沖縄北部観光の玄関口、名護市にある「ゆがふいんおきなわ」に泊まってきました。日ハムキャンプの宿泊施設としても有名なこちらは、客室から望む名護湾の景色とアクセスの良さが魅力。さらに最近では無料で利用できるコワーキングスペースもオープンしたようです。客室、館内、朝食ブッフェ、駐車場など写真多めでアップします。【グループホテル】2022年に開業した話題の高層宿「ホテルアラクージュ オキナワ」客室、朝食ブッフェ、プール設備など最新レポ
北部観光に便利、地域に愛されるシティホテル
語感が似ているからか、他県の友人にホテル名を伝えたところ「湯布院?」と間違えられたこともあるのですが「ゆがふいんおきなわ」はれっきとした沖縄のホテル。ゆがふいんは、無病息災・家内安全・健康などをすべての良いことを表すうちなーぐち「世果報(ゆがふ)」に由来しており、お客様の幸せとスタッフの笑顔に包まれた場所を目指して名付けられたそうです。
その名前の通り、開業から30年以上経つ現在でも県内外問わず多くの人から親しまれ、特に地元・名護んちゅにとっては宴会や結婚式場、家族の誕生日などでよく利用する思い出の場所。名護の中心エリアに位置するロケーションに加えて、美ら海水族館や古宇利島といった北部観光の拠点として使い勝手が良く、道向かいにあるスポーツ施設「タピックスタジアム名護」では日ハムキャンプで盛り上がります。
客室は本館デラックスツインがおすすめ
客室はというと、本館とその隣にあるあがり館合わせて7タイプあり、宿泊人数やシーンに合わせて選べるのが特徴です。その中でも今回宿泊したデラックスツインルームは本館4F~7Fの角部屋限定の客室。
29平米なので一般的なツインよりも広いですし、角部屋ならではの開放感がイイ。窓が二面あるので朝の光もたっぷり届きます。
枕のすぐ後ろはバスルームになっているため隣りのお部屋の音が気にならず、おかげさまで朝まで熟睡。バスアメニティは上記写真のほか、子ども用のスリッパや歯ブラシ、タオルがセットになったアメニティセットももらえてありがたかったです。
2歳の息子は窓際に配置された大きめソファを見つけてすぐさまダ~ッシュ。アスレチック感覚でよじ登ったり、ごろごろしたりと大喜びしておりました。やれやれだぜ……と思いきや、大人チームにとってもこのソファ、実はすごくよかったんですよ。
雄大な名護湾を時間帯ごとに満喫
なぜなら子どもを見つつ、ソファに座りながら名護湾の絶景ビューを満喫できたから!チェックインが遅くなったのでまずは山際に沈む真っ赤な夕日に感動して…
夕食後、寝かしつけに成功してからは幻想的な夜景をじっくり堪能。あのあたりは万座毛のインターコンチかな?道の駅許田はどこかな?などなど、名護湾周辺の灯りをたよりにジオラマトーク(?)で盛り上がりました。夏のオンシーズンや年末年始には恩納村のホテルから打ちあがる花火が見えるかもしれませんね~!
そして翌朝も運よく快晴で気持ちイイ!名護市の前面をぐるりと囲む名護湾、実際に見るともっとダイナミックで迫力がありました。宿泊したのは4階のお部屋だったので運動場が視界に入るのですが、高層階の場合はさらにオーシャンビューが楽しめるかと。
1階にオープンしたコワーキングラウンジ「ハナウール」
今回は子連れで宿泊しましたが、単身やビジネスで訪れる場合は1階に新設されたコワーキングスペース「ハナウール」を利用できるのも魅力です。フロントで登録をした後、お好きな席でレッツジョブ。
何がすごいかって、こちら宿泊者のみならず誰でも無料で利用できるんですよ!フリーWi-Fiや打ち合わせ用の会議室まで完備されているのにナント無料。このあたりも名護市のコミュニティスペースとしての想いや使命感をひしひしと感じます。こんな素敵な場所があるなんて名護市民の人はいいなぁ。
朝食ブッフェでは名護の食材を少しずつ
自分もここでいつかリモートワークをしたいものよ…と思いながらも、食欲には勝てず朝食ブッフェ会場「心彩身(しんさいしん)」に行ってみました。こちらは土日祝限定の中華のオーダーディナーバイキングが人気のレストランですが、朝食もしっかり美味しかったです。
まずは日頃の野菜不足が一瞬で解消できそうな地元野菜のしゃぶしゃぶに…
クーブイリチーやニンジンしりしり、ゴーヤーチャンプルーなどの沖縄料理も。もずく酢やスクガラス豆腐などは小鉢になっていて取りやすかったです。
ホテルの朝食で欠かせない各種ベーカリーも揃っていましたが、ここでぜひとも食べていただきたいのは沖縄版お粥ともいえるボロボロジューシー&ホテルオリジナルのご飯のおとものコンボです。中華が強いホテルだけあって自家製の食べるラー油は特に激ウマ。
訪れた時はちょうどピークタイムだったのですが、席の案内をはじめ料理の補充や片付けも迅速でスタッフさんの手際の良さにも感動しました。きっと中華バイキングや結婚式、宴会時でも華麗なサービスが期待できるはず。
朝からしっかり食べてお腹も心も大満足。名護市内や北部観光の拠点に、またはワーケーションの宿としても頼りになるホテルだと思いましたが、客室から広がる名護湾の景色や美味しい朝食を楽しむだけでも充分リラックスして過ごせました。これからも名護市民に寄り添う街のホテルとしてずっと愛される存在でありますように。
沖縄・名護市「ホテルゆがふいんおきなわ」
〒905-0011 沖縄県名護市宮里453-1
TEL 0980-53-0031(代表)
公式サイト https://www.yugaf.com/
駐車しやすさ/★★★★★(第1、第2合わせると余裕の駐車台数。夜間もどこかしら停められます)
ドライブ魅力度/★★★★(名護市、本部町などの北部観光に便利)
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ホテルゆがふいんおきなわの駐車場
県北部を中心に数々のホテルを運営する前田産業ホテルズの記念すべき第一号としてオープンしたゆがふいんおきなわ。元々はスーパーか物販の店舗を予定していましたが、当時名護市内に大きな結婚式場や宴会場がなかったことから地域に愛されるコミュニティホテルの建設を決断したそうです。その経緯を踏まえた上で、ホテル30周年に募集した思い出エピソードを読んでみるとどの話も感動。ホテルって暮らしの一番近くにある夢の国かも。
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投稿:あくまる
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