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【ホテル宿泊記】沖縄北中城「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」で心が豊かになる癒しの旅を。リニューアルした客室、大浴場、朝食ブッフェまとめ

2021年10月1日にリニューアルした「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」
発酵がテーマの自然派ホテル

北中城村をドライブして高台のホテルへ。「コスタビスタ沖縄ホテル&スパ」から生まれ変わった「暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」に泊まってきました。EM菌を活用したこだわりの商品・食品を楽しめる空間は居心地の良さ抜群。ここは絶対流行るはず。客室や朝食ブッフェ、駐車場など写真多めでアップします。

温もり感じるナチュラルテイストのホテル

那覇空港から車で約40分
那覇空港から沖縄自動車道を経由して車で約40分

こちらが北中城村の高台に佇む「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート(以下、発酵ホテル)」。イオンモール沖縄ライカムやプラザハウスからほど近くにあり、北谷方面のアクセスにも便利な場所に位置しています。ちなみに沖縄セルフ手洗い洗車の聖地「EneJet屋宜原SS/ エッカ石油(株)」からも目と鼻の距離。

エントランス横のフロント
入口すぐの場所にフロント、反対にはショップがあります

沖縄の本土復帰の1972年にヒルトンブランドで開業したホテルはシェラトンに替わり、その後バブル期に10年以上放置された後、株式会社EM研究機構が引き受けて現在に至る…と波乱万丈の歴史ですが、ひょっとするとこれが最後のリニューアルになるのではないでしょうか。なぜならホテルの目指す方向性が本当に素晴らしかったから!

衣食住のトータルで健康生活を提案するライフスタイルストア
併設するショップは健康生活を提案するライフスタイルストア

外観はほとんど変わらないものの、ナチュラルでかわいらしいフォントのロゴや木材を効果的に使ったインテリアなど、柔らかく優しい雰囲気がイイ。沖縄のリゾートホテルにはあまりなかったテイストの空間にめちゃくちゃ興奮しました。「中川政七商店」や「北欧、暮らしの道具店」なんかが好きな人にはグッと来るのではないでしょうか。

4つの眺望から選べる客室

ツインルームは全室31~33平米
ツインルームは全室31~33平米

ショップの紹介は後ほどするとして、まずはお部屋に向かってみました。今回宿泊したのはスタンダードのツインルーム。全室30平米以上あり、すべてバルコニー付きなのでかなり広く感じます。早速カーテンを開けて外に出てみると…

眺望のバリエーションは高台ならでは
遠くにイオンモール沖縄ライカムが見えました

風が心地良く抜けて気持ちいい~。さすが高台のロケーションです。景色は4パターンあり、こちらはライカム方面に面したシティビュー。ほかには東シナ海と太平洋が一望できるハイフロアワイドビュー、中庭側のコートヤードビューなど階数や客室タイプによって異なるため、何度訪れても飽きなさそう。

ベッドは硬めなので硬め派の自分にはピッタリ!
硬めのマットレスは好みが分かれるかも…

ライトやサイドテーブルといった客室の備品についてはコスタビスタ時代のものを引き継ぎ(運営元はそのまま)、館内の清掃やリネン類の洗濯には化学薬品を含まないオリジナルの発酵液を使用するなど相変わらずEMらしさが感じられるのもよかったです。この取り組みをずっと続けている=お部屋全体がケミカルフリーをキープしているということなので安心感が違います。

冊子の内容は実際のお楽しみ
客室に置かれたオリジナル冊子は読みごたえアリ
シャンプーやハンドソープもEMです
シャンプーやハンドソープもすべてEM製品

ユニットバスの水回りもやはり現状維持。とはいえ清潔感はしっかりキープされており全く問題ありません。しかもこちらのホテル、お風呂については客室のほかにもうひとつスペシャルな場所が用意されているのです。それは…

スパ券はチェックインの際に人数分もらえます
スパ券はチェックインの際に人数分もらえます

宿泊棟に隣接するスパ&大浴場の存在。宿泊者は朝7時から夜23時まで何度でも利用できて大変お得。広々とした展望風呂をはじめ、水圧でマッサージされているようなジェットバス、ミストサウナにドライサウナ、岩盤浴(こちらは追加料金500円)まで揃っているので思いっきり癒されました。

再生への取り組みとサステナブルな挑戦

こういうデザインも現代建築ではめずらしいのではないでしょうか
歴史の面影を感じる回廊は朝の光がひときわきれい

実はこのスパ&大浴場も以前からある施設なのですが、今回のリニューアルでこちらも絶妙に変わっていて驚きました。建物同様に古くなったから廃棄する・使い捨てるのではなく、今あるものをうまく活用して現代の感覚を混ぜながら蘇らせるなんて本当にすごいことですよね。

アメニティは必要なものを必要な分だけ
自分で選ぶ楽しさも感じる取り組み

さらにもうひとつ興味深かったのは、以前よりも一歩踏み込んだサステナブルな取り組みが各所で行われていたこと。例えば通常客室に用意される歯ブラシやコットンなどはフロント後方で必要なものを取るアメニティバイキングに変更されていました。

ビールやジュースの自動販売機もあるのでガチ勢じゃなくても安心
エレベータ裏にはビールやジュースの自販機もあります

飲料用の水も各階に設置されたウォーターサーバーから客室に置かれた空のポットに自分で注ぐスタイルに。これならゴミも減らせますし、好きな量を飲めるのでとても良かったです。

直営農場の野菜がおいしい発酵朝食ブッフェ

レストラン「キタナカガーデン」の朝食ブッフェは7時~10時
「キタナカガーデン」の朝食ブッフェは7時~10時

さて、スパですっかり癒され爆睡した翌朝は楽しみにしていたブッフェ会場「キタナカガーデン」へ。自社農場で有機栽培された野菜や平飼い卵などを使った安心素材×発酵の調理法を取り入れた朝食はヴィーガン対応のメニューも含めて予想以上に種類豊富。低温でじっくり焼いたローストハムや焼立てパン、温泉卵、ドレッシングに至るまでどれも丁寧に作られており、その美味しさはブッフェレーンの撮影を思いっきり忘れるほどでした(ポンのコツ)。

アイスも自家製なのです
食後のアイスまでも自家製なのです

でもこれだけは言い訳させてください。だってここの朝ごはん、本当に撮り気より食い気が勝るほどすごかったのです(やはりポンのコツ)。野菜中心でナチュラル系と聞けば味が薄いのでは?食べた気がしないのは?なんて思うかもしれませんが、そういう次元にあらず。

「美味しんぼ」に登場してほしいレベルのお茶漬け
「美味しんぼ」に登場してほしいレベルのお茶漬け

特に玄米(これもEM栽培米)に色とりどりのご飯のおともをトッピングし、そこにかつおだしをかけるお茶漬けは滋味深い旨みがすごすぎて…。これは海原雄山でも唸るわ。

最後は暮らしの発酵ストアでお買い物

暮らしの発酵 STORE OKINAWAの営業時間は8時~19時
暮らしの発酵 STORE OKINAWAの営業時間は8時~19時

チェックイン後は併設のショップでお買い物タイムを満喫。一般的なホテル内のお店では沖縄土産を販売していたりコンビニ的な役割を果たしますが、こちらはEM商品や無添加食材など「暮らしに良いモノ」を集めたセレクトショップです。

先ほどの朝食ブッフェで食べたお米も並んでいました
先ほどの朝食ブッフェで感激したEM米

そのため他のホテルではほぼ見ない5キロの米なんかも置いています。さらに…

自社農園「サンシャインファーム」の島バナナも発見
自社農園「サンシャインファーム」の島バナナは有機栽培のシールが目印

島バナナや野菜、味噌、チーズなども販売。この日はレストランでも使われるやんばる島豚を購入して帰ったのですが、フライパンで焼いてお塩をパラっとかけるだけでも充分な美味しさでした。

食品のほかに天然素材のアクセサリーや洋服も販売していました
食品のほかに天然素材のアクセサリーや洋服も気になるところ

また、沖縄県産品以外の商品もたくさんありますので旅行者はもちろん、県内の方がふらっと立ち寄ってみてもかなり楽しめると思います。発酵をコンセプトに生まれ変わったウェルネスホテル、その進化はまだまだ続きそうです。



沖縄・北中城村「EMウェルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」

〒901-2311 沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1478番地

TEL 098-935-1500

公式サイト https://kurashinohakko.jp/

駐車しやすさ★★★★(ゲートもなく停めやすい。ただし夜になると埋まってくるのでご注意を)

ドライブ魅力度★★★★(ライカム、コザ、北谷など中部エリア観光に便利)

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暮らしの発酵ライフスタイルリゾートの駐車場

暮らしの発酵ライフスタイルリゾートの駐車場
ホテル前に180台分の無料駐車場あり。前後の間隔広めで停めやすい

発酵をテーマにした斬新なホテル。自然派の人はもちろん、美味しいものが好き、かわいいものが好きな人にもおすすめです。あと大浴場好きにも!


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ホテルから車で5分以内のお店

ホテルから車で5分以内のお店


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投稿:あくまる

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